SSブログ

扇島歳時記(4)[リ イド社] [モデル]

扇島歳時記(4)[リイド社]


高浜寛
2022年08月26日

遊郭に生まれ早逝の宿命を背負った少女の物語。あまりに切なく美しき最終巻。

時代の波にさらわれて愛する人が一人また一人と去ってゆく。

めぐる季節を見送りながらたまをが最後に見た風景は——


1866年(慶応二年)、長崎・丸山遊郭の「たまを」は姉女郎・咲ノ介付の禿(かむろ)として出島のオランダ商人・ハルトマン邸に入る。

遣り手のタキとともに労働に勤しみ、異国の文化と四季折々の風物に彩られた日々を送るたまを。

しかし時は慶応から明治への過渡期。大政奉還、龍馬暗殺、そして戊辰戦争へ……時代の激動は遠く長崎にも飛び火する。

出島を後にし引込新造に格上げされた彼女を待っていたのは、愛する人々との離別と無垢な季節の終焉で——


第24回手塚治虫文化賞「マンガ大賞」受賞・高浜寛最新作にして最高傑作。
ラストシーンのカラーページを完全収録した感動のフィナーレ!






tag:
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:moblog

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。